これから夏本番になると気になるのが、汗の臭いです。
半袖の脇からツーンと臭いが発生すると、他人が近寄ってこないような…そんな気になります。
それだけ汗の臭いというものは、人を不快にさせてしまいます。とくに、高校生の部室の臭いは、汗で充満しているようなイメージですね。
また、会社員の夫が帰宅してシャツを脱ぐと、汗の臭いが鼻につくといったことはありませんか?
実はその正体、疲れやストレスが原因だとされています。
人間には、アポクリン腺とエクリン腺という汗を分泌する場所があります。エクリン腺は全身に存在し、成分のほとんどが水分だとされています。
しかし、脇の下などにあるアポクリン腺は臭いを放っています。これが体臭の正体で、脇の下などに存在すると言われています。
つまり、疲労やストレスによってアポクリン腺が活性化してしまうのです。でも、それはなぜなんでしょうか?
アポクリン腺は、体を闘う状態にする交感神経によって働きがコントロールされています。交感神経が働くと、脈が速くなったり血圧が高くなるとされていて、交感神経はストレスや身の危険などを感じると活発に働くと言われています。
だから、疲労やストレスを感じているとアポクリン腺から臭いが出る汗を分泌することになります。
対策としては、疲れを取りストレスを減らすこと。例えば、完璧主義を避けること、睡眠や気分転換などの休養をしっかり取ること、他人と自分を比較しないことなどが必要です。
これから臭いに敏感になる時期だからこそ、疲れを溜めない、ストレスを減らすことを意識したいところですね!